この記事では、パパ活の経験者へのアンケートの回答から、実際にあったトラブルと、そのときの対応を紹介します。あわせて、会う前に確認したいことと、トラブルが起きたときの対処・相談先を整理します。
まず、会う前の注意点と、起きたトラブル別の対処、困ったときの相談先の3つが、この記事の中心です。調査期間と有効回答人数は、次の表示をご覧ください。
- 有効回答者数
- 500人
- アプリ利用の回答者
- 500人
- お手当の回答者
- 500人
まず確認したい、パパ活で気をつけること
- 希望しない要求には、応じなくてよい
- 会う内容・場所・時間・費用の扱いを、曖昧にしない
- 本人確認済みでも、相手の行動まで保証されるわけではない
- 困ったら、一人で解決しようとせず、相談する
トラブルの責任は、不当な要求や、約束を守らない行為をした側にあります。被害に遭った人が悪いのではありません。「自分にも落ち度があるかもしれない」と感じても、相談してかまいません。
パパ活でトラブルを経験した人は、どれくらい?
集計は、トラブルの経験が「ない」と答えた人も含めた回答者全体と、「ある」と答えた人(トラブル経験者)で、分母を分けています。これは、このアンケートに答えた人の経験であり、パパ活を利用した人全体の被害の割合を示すものではありません。
怖い思いやトラブルを経験した人の割合
実際に経験したトラブルの内訳
経験したトラブルの内容(トラブル経験者が分母・複数回答)
アンケート集計トラブルが起きたとき、どう対応した?
トラブルのときの対応(トラブル経験者が分母・複数回答)
アンケート集計経験者が困った、主なトラブルと対応
トラブルごとに、アンケートで確認できた回答、その場で優先したい対応、残しておきたい記録、詳しい対処の記事や相談先を、順に示します。アンケートにない事例を、回答者の体験として載せることはしません。回答がないテーマは、公的機関などの情報をもとにした編集部の解説として、区別して示します。
お手当が支払われない・約束した金額と違う
トラブルを経験した人のうち、「未払い・減額」を挙げた人の割合: 36%。「約束の食い違い(金額・目的)」を挙げた人の割合: 17%。
- その場で優先したい対応: 金額や内容の説明が約束と違うときは、その場で追加の要求に応じず、無理に長居しない。安全に離れられる状況かを、先に確認する。
- 残しておきたい記録: 約束した内容が分かるメッセージのやり取り、会った日時と場所、受け取った金額、約束との違い。
- 詳しい対処・相談先: お手当の未払い・約束の食い違い。お金や契約についての相談は、消費者ホットライン「188」へ。
希望しない性的な要求や、強引な接触を受ける
トラブルを経験した人のうち、「強引な要求」を挙げた人の割合: 49%。
- その場で優先したい対応: はっきり断り、できるだけ早く、その場を離れる。人のいる場所へ移動し、危険を感じたら、ためらわず110番に通報する。説明や説得より、離れることを優先する。
- 残しておきたい記録: 日時・場所、相手とのメッセージ、受けた言動の内容。記録のために、相手のいる場所へ戻ったり、再び連絡を取ったりしない。
- 詳しい対処・相談先: 強引な要求・望まない誘いへの対応。性暴力・性犯罪の被害の相談は「#8891」(ワンストップ支援センター)へ。
本名・勤務先などの個人情報を知られる
トラブルを経験した人のうち、「個人情報の詮索」を挙げた人の割合: 12%。
- その場で優先したい対応: 聞かれても、教える必要はない。すでに知られた場合は、SNSの公開範囲や、アカウントのパスワードを見直し、サービスの運営に通報する。
- 残しておきたい記録: 個人情報を聞かれたり、知られたりしたやり取りの画面。
- 詳しい対処・相談先: 個人情報・身バレに関する注意点。つきまといなど、身の危険を感じるときは、警察へ(緊急時は110番、そうでなければ「#9110」)。
写真・動画を無断で撮られる、公開すると脅される
この項目に当たる選択肢は、今回のアンケートにありません。そのため、回答者の経験としては紹介せず、公的機関などの情報をもとにした編集部の解説として示します。
- その場で優先したい対応: 脅されても、要求に応じたり、金銭を支払ったりしない。一人で抱え込まず、すぐに警察や相談機関に相談する。
- 残しておきたい記録: 脅しのメッセージ、画像や投稿のURL、相手のアカウント情報(画面の保存)。
- 詳しい対処・相談先: 警察(緊急時は110番、そうでなければ「#9110」)。ネット上の画像・書き込みの削除の相談は、違法・有害情報相談センターへ。
断った後も連絡や付きまといが続く
トラブルを経験した人のうち、「しつこい連絡」を挙げた人の割合: 15%。
- その場で優先したい対応: 返信しない。ブロックの前に、やり取りを保存しておく。自宅や職場の近くで待ち伏せされるなど、身の危険を感じたら、すぐに警察へ。
- 残しておきたい記録: 連絡の日時と内容、待ち伏せなどを受けた日時と場所。
- 詳しい対処・相談先: サービス運営への通報、警察(緊急時は110番、そうでなければ「#9110」)。通報・相談先も参照してください。
送金・立て替え・投資などを持ちかけられる
トラブルを経験した人のうち、「金銭の要求・勧誘」を挙げた人の割合: 8%。
- その場で優先したい対応: 送金や立て替えには、応じない。「少額だから」「あとで返す」と言われても、同じ。すでに送金した場合は、早めに相談する。
- 残しておきたい記録: 要求や勧誘のメッセージ、送金の記録(振込の明細)、相手のアカウント情報。
- 詳しい対処・相談先: 消費者ホットライン「188」。詐欺の疑いがあるときは、警察(「#9110」)へ。
会う前のやり取りで、立ち止まって確認したいこと
次の特徴があるからといって、相手が危険だと断定できるわけではありません。プロフィールの見た目より、実際のやり取りでの言動と要求を確認し、不安があれば、会う約束を進めないでください。
希望や断りを伝えたとき、尊重してくれるか
希望や断りを伝えたときに、受け入れてくれるか、責めたり、何度も説得したりしないかを、見てください。
会う内容や費用の説明が、途中で変わっていないか
会う内容、時間、お手当の金額や交通費の扱いが、やり取りの途中で変わっていないかを、メッセージを見返して確認します。確認したい項目は、会う前に確認したいことにまとめています。
個室・車内・自宅などへ移動するよう急かされていないか
人目のない場所や、自分で帰れない場所への移動を、急かされたり、繰り返し誘われたりしていないかを確認します。
必要以上の個人情報や写真を求められていないか
本名、勤務先、住所、顔の分かる写真など、会うために必要のない情報を、求められていないかを確認します。
高額な条件と引き換えに、送金や無理な要求をされていないか
高い条件を示す代わりに、事前の送金や、断りにくい要求をされていないかを確認します。条件が良すぎる話ほど、立ち止まってください。
当日、自分の意思で帰れるようにしておこう
ここでは、危険を感じた場面への備えに絞って説明します。持ち物や顔合わせの進め方は、初めての顔合わせをご覧ください。
人目のある場所を選び、帰宅手段を確保する
人目があり、自分も場所を知っているところを選びます。帰りの交通手段(終電やタクシーなど)を、あらかじめ確保しておきます。
飲食物・スマートフォン・貴重品の管理に気をつける
飲み物や食べ物から、目を離さない。スマートフォンは、バッテリーを十分に残し、手元に置く。貴重品は、すぐに持って帰れる状態にしておく。
場所や予定が急に変わっても、無理に応じない
場所や内容が急に変わったら、「予定があるので」など、短い理由で断って、帰ってかまいません。
怖さや違和感を覚えたら、説明や説得より離れることを優先する
怖さや違和感を覚えたら、相手に納得してもらおうとせず、離れることを優先します。店の人や、周りの人に助けを求めることも、選択肢です。
トラブルが起きたら、何を残して誰に相談する?
身の安全を優先し、相手との接触を避ける
まず、安全な場所へ移り、相手とのこれ以上の接触を避けます。身の危険を感じるときは、ためらわず110番へ。
やり取り・日時・相手の情報などを記録する
メッセージ、通話の履歴、会った日時と場所、相手のアカウント情報、金銭の記録を、画面の保存などで残します。記録のために、危険な場所へ戻ったり、相手に連絡したりしないでください。
サービス運営への通報と、相談機関への相談を使い分ける
サービス運営への通報は、相手のアカウントへの対応(利用停止など)を求めるものです。被害の相談や、法的な対応が必要な場合は、警察や相談機関に相談します。両方を併せて行ってかまいません。
| 状況 | 相談先 | 連絡先 | 受付・費用 | 出典(確認日 2026年10月19日) |
|---|---|---|---|---|
| 身の危険が差し迫っている | 警察(緊急通報) | 110番 | 事件・事故の緊急通報用。緊急でない相談は、下の「#9110」へ | 警察庁(犯罪被害者白書) |
| 警察に相談したいが、緊急ではない | 警察相談専用電話 | #9110(局番なし) | 受付は平日8:30〜17:15。都道府県警察により異なる。時間外は当直・音声案内の場合あり | 警察庁(犯罪被害者白書) |
| 性暴力・性犯罪の被害 | 性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター | #8891 | 通話料無料。受付時間は、都道府県のセンターごとに異なる(24時間のセンターもあり) | 内閣府 男女共同参画局 |
| お金・契約・送金のトラブル | 消費者ホットライン | 188 | 相談は無料。窓口につながった時点から通話料がかかる | 消費者庁 |
| 法的なトラブル全般 | 法テラス サポートダイヤル | 0570-078374 | 平日9:00〜21:00、土曜9:00〜17:00 | 法テラス |
| ネット上の画像・書き込みの削除 | 違法・有害情報相談センター | 相談フォーム(公式サイト) | 相談は無料 | 違法・有害情報相談センター |
連絡先・受付時間・対応範囲は、変更されることがあります。ご利用の前に、各機関の公式サイトで、最新の内容をご確認ください。
相手への仕返しや個人情報の公開は避ける
腹が立っても、相手への仕返しや、相手の個人情報をネットに公開することは、避けてください。自分が法的な責任を問われたり、新たなトラブルになったりするおそれがあります。対応は、警察や相談機関に任せましょう。
本人確認・通報・ブロック機能は、どう役立った?
アプリの本人確認・通報・ブロックの機能は、役に立つことがありますが、相手の行動まで保証するものではありません。
機能を使った経験者の評価
使った人が、どう評価したか、どのような対応があったかは、現時点では集計していません。「使っていない」「機能を知らなかった」「不明」は、役に立たなかった回答には含めていません。
相談・通報した後、どのような対応があった?
通報後の対応は、サービスによって異なります。各サービスの公式情報(ヘルプ・利用規約)で、通報の方法と、対応の範囲を確認してください。
機能があっても、確認しておきたいこと
本人確認の範囲(年齢だけか、身元までか)、通報できる内容、対応までの時間、通報した人が相手に知られないかを、確認しておくと安心です。アプリごとの機能は、各サービスの公式サイトで確認してください。
始める前に確認したい、法律・お金に関する注意点
ここは、アンケートの集計ではなく、一般的な情報の紹介です。個別の状況に対する法的・税務上の助言ではありません。具体的に不安があるときは、弁護士や税理士などの専門家、公的な相談窓口に相談してください。
年齢や活動内容によって確認が必要なこと
相手や自分の年齢、活動の内容によっては、法令や条例に触れるおそれがあります。性的な行為を伴う金銭のやり取りは、法令に触れるおそれがあり、本サイトは推奨しません。少しでも不安があれば、会う前に、法テラス(0570-078374)などの公的な窓口に相談してください。
既婚者との関係で生じ得る問題
相手が既婚者の場合、状況によっては、相手の配偶者から、損害賠償を求められるなど、民事上の問題になることがあります。相手が既婚かどうかを偽っていた場合も含め、問題が起きたときは、弁護士や法テラスに相談してください。
受け取った金銭の記録・税金について相談したいこと
受け取った金銭は、内容や金額によって、税金の対象になることがあります。受け取った日付・金額・内容を、記録しておきましょう。税金の扱いは、最寄りの税務署や税理士に相談してください(国税庁、確認日 2026年10月19日)。
パパ活の注意点・トラブルに関するよくある質問
本人確認済みの相手なら安心して会える?
安心とは言い切れません。本人確認は、年齢などを確かめる仕組みで、相手の言動や、約束を守るかどうかまでは保証しません。確認済みの相手でも、会う内容や場所、費用を、事前に確認してください。
会う直前でも、不安になったら断ってよい?
はい。直前でも、不安や違和感があれば、断ってかまいません。理由を詳しく説明する必要はありません。「体調が悪いので、今回は見送ります」のように、短く伝えれば十分です。
ブロックする前に、やり取りを残したほうがよい?
はい。ブロックや退会をすると、やり取りが見られなくなることがあります。相談や通報に備えて、画面の保存などで、記録を先に残しておくと安心です。
自分にも落ち度があると感じていても、相談できる?
相談できます。トラブルの責任は、不当な要求や約束違反をした側にあります。相談窓口は、相談する人を責めるための場所ではありません。
被害を受けたか判断できない段階でも、相談できる?
相談できます。「これは被害なのか分からない」という段階でも、警察相談専用電話(#9110)や、消費者ホットライン(188)、ワンストップ支援センター(#8891)などに、相談できます。
会う前も、会った後も、不安を感じたら立ち止まろう
- 約束した内容や自分の希望が、尊重されているか
- 無理に、会い続けようとしていないか
- 相談できる相手や窓口を、確認できているか
始め方全体は、パパ活の始め方をご覧ください。
調査概要・参考情報
- 調査対象・期間・有効回答人数・集計条件: 各グラフの下の「集計の条件・注記」に表示しています。
- 「トラブル」の定義: アンケートで、「怖い思いやトラブルを経験したか」を尋ねた回答(回答者の自己申告)です。トラブルの内容は、選択肢から選んでもらっています。
- 公的機関・公式情報の参照先と確認日(2026年10月19日確認): 警察庁、内閣府 男女共同参画局、消費者庁、法テラス、違法・有害情報相談センター、国税庁
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